鉱石譜

「鉱石譜」(高柳誠/書肆山田)
とってもきれいな鉱石についての本を買いました。詩集です。
全編が鉱石についての詩で統一されており、それぞれの詩に「月長石」「銀星石」「柘榴石」「青電気石」などのテーマがあります。どれも硬質で美しい詩です。書店でたまたま見つけて買わずにいられなかったー。7月に出たばかりの本みたいです。

装丁が美しいです。カバーもいいんですが、中の表紙がすごく好き!標本ラベルのようになっています。表面もシルバーのキラキラした加工のある紙で、本全体で鉱石の雰囲気が演出されています。こういう、ぴりっとした紺色の枠のラベルってやっぱりいいな〜。
考古学博物館――――――Hematite 赤鉄鉱
考古学博物質の薄暗い一室に
外気の炎熱から遮断された冷気が
緩やかな渦を巻いて流れている
陳列棚のガラスケースのうちに積もる
沈黙の結晶としてのヘマタイト
わずかに銀色を帯びた黒に輝いて
太古からの冷気の凝りを
存在の核の闇から送り出してくる
<血の石>という原義のとおり
条痕は濡れたような赤色を呈し
血を内包した沈黙のうちから
遠く群衆のざわめきが押し寄せる
(以下略)
(「鉱石譜」高柳誠)

帰りに郵便局で買った野口英世の切手です。「第一回 野口英世アフリカ賞記念」だそうです。これ発売前に郵便局のホームページで見て、顕微鏡がレトロでいいなと思って気になっていたのです。用があって寄ったら見かけたのでゲット。顕微鏡が目当てで買ったけど、英世さんのファッションも蝶ネクタイ(ボウタイ?)でおしゃれかも。
| 乱読 | 22:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑


>由里葉さん
挿絵などはなくてシンプルな本ですが、どの詩もとっても素敵で装丁もきれいで、クールな本です。なにより鉱石で統一されているというのがいいですよね。いま少しづつ読み進めているところです。
その2冊気になっていたのです!やっぱりよいのですね〜。今度チェックしてみようと思います。オススメありがとうございます*
| ミマス | 2008/09/24 06:23 | URI | ≫ EDIT