ツェッペリン散歩中 おやもしかして飛行船

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人形の国のアリス
[No.406] 2008-06-29 Sun 19:52
まわりの整理をしていたら、引き出しの奥からモロゾフの缶が出てきました。あり、コレなんだっけ……。


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海洋堂の不思議の国のアリスの食玩でした。あーそうか。なつかしい〜。確か第3シリーズくらいまで出てて、これは第2と第3が混ざってるかな。姉が第1のを持ってました。色合いは第1が一番好きだったな。いずれにしろコンプリートできていないあたりが家系。
小説「下妻物語」にも主人公の台詞で出てきます。その頃ガーリー趣味な人とかロリータちゃんの間で微妙に流行っていたんよ。海洋堂の造形と塗りが素晴らしかったから。


実はゴシップな話題を提供した食玩でもありまして、第1シリーズを発売したフルタが海洋堂にきちんとギャラを払わなかったとかで決裂、第2以降はフルタ独自のものと、海洋堂が北陸製菓から出したものが同時期に発売されたんだけど、何がすごいって食玩の出来の差がすごかった。フルタのは……まぁ海洋堂と比べちゃうとね。でも第2以降に関しては色のセンスはフルタのほうが好きだったなぁ。私が今持ってるのは海洋堂のだけなんだけども。


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これ好き(笑)。ハンプティダンプティ。これ、小さな椅子にこんな頭でっかちが爪先立ちで、しかも端のほうに立ってるのに、バランスが完璧でストンと見事に安定してるんですよ。シンプルなものだけど、海洋堂の造形師のハンパなさがよく分かります。


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右から、普通のチェシャ猫・消えかかったチェシャ猫・ほとんど消えかかったチェシャ猫。少しづつ透明部分が増えているのがわかるでしょうか。一番左のは食玩ではなく、工藤和代さんの海洋堂アリスを使ったドールハウス本のオマケ。下に敷く座布団の色間違えた。多分左が青だ。


存在を忘れていたわけですが(笑)、それでもなんだかんだいって好きかも、このシリーズ。アリスもかわいいんだけど、それよりハンプティダンプティとかアオムシ(キノコに乗っててかっこいいんだよ)のやつが集めてて妙に楽しくて、今も見ててなんかかわいく感じてしまいます。そうそう人形やフィギュアにならなさそうなキャラやシーンも精巧に作ってくれているのもいいなと。
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暑い土曜日
[No.405] 2008-06-29 Sun 03:48
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好きなカフェ「あびだるま」へ。もう5年くらい行ってるかなぁ。いつお邪魔してものんびり静かで紅茶もパスタもおいしくて、かわいいカフェにとぼしいこの界隈(好きな喫茶店はいくつかありますが)ではほんとに貴重なお店です。
そいえば最初にお店の存在を知ったのは沼田元気さんの札幌と小樽のカフェを紹介した本だったっけ。小樽文学館限定バージョンを持っているのだ。


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このお店のインテリアもすごく好きで、影響を受けていると思います。やわらかいだけじゃなくて、どこかレトロな金属的な感覚があるのが好き。真空管のオーディオから流れてくるグレン・グールド、カレル・チャペックのアイスティー、好きな要素がたくさん。
一緒に行った母は何故か「男と女のフランス映画」みたいな特集のFIGAROを熟読していました。私が読んだのは「京都の台所」特集の雑誌。なんか普通読むもの逆のような(笑)。私が読んだのには勝本みつるさんが出てらっしゃいました。


今日は買ったばかりの麦藁帽子をかぶって出かけました。もうこういうのかぶってもおかしくないくらいには暑いです。つーてもまぁ、ギリ過ごしやすいくらいかな。麦藁帽子は形が少しモガっぽいので、浴衣にも合わせたいなぁと妄想しています。蒼井優ちゃんがかわいい「KIMONO姫」最新号の大森ヨウコさんスタイリングにも、帽子を合わせたのがあったなぁ。Janeの小物や浴衣が載っているページもありました。
浴衣や着物って着て歩くには緊張するけど(チキンだし)、さっと着て出られたらいいなぁと思います。以前、近所のショッピングモールの喫茶店に浴衣で1人で来ている若いお嬢さんを見かけたんですが、かわいくてかつ気張っていないというか、さっと浴衣でおしゃれして散歩がてら喫茶店に読書しにきたんだろうなぁという感じの、洋服と地続きの浴衣姿で。そうだよね普通にそのへんに着て行っていいんだよな〜と思いました。ああいう風に着られたらいいなぁ。
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美少女の歌
[No.404] 2008-06-23 Mon 17:02
本を買いがてらぶらぶらしていたら、高岡早紀のアルバムを発見。欲しかったんでうれしいな。高岡早紀って昔はアイドル歌手だったんですよね。
楽曲の質の高さがすばらしく、妖しい世界に迷い込んだ美少女のイメージ(これ衣装もなんかすごいなぁ)を存分に表現しています。スタッフは森雪之丞、加藤和彦、、安井かずみ、高橋幸宏など。豪華だね。本人ものちの魔性の女の名にふさわしく(?)、物語性の高い曲も歌いこなしています。いわゆる歌唱力って意味ではそんな上手くないんですが、曲の雰囲気を掴むのが上手いんですね。


ブログでは結構女子アイドルが好きだということを書いてる気がするんですが、どのアルバムがいいとか詳しく書いたことはあんまないような気がしまして、この機会に手持ちのお気に入りの女性アイドル歌手のアルバムを書いてみようと思い立ちました。キモくてごめん(今更か)。
視聴とかYoutubeとかにつないでみたので、よろしければ適当に聴いてみてくださいまし〜。


★中谷美紀「Absolute Value」
坂本龍一プロデュース時代の中谷さんの歌がまとめられていてお得な一枚です。歌手・中谷美紀って「大物がプロデュースした女性ボーカルもの」の極みみたいな存在で、このアートで静かで美しく壊れた、みたいな路線でこの人を超えるのはちょっと難しい感じがします。
売野雅勇の歌詞がすごい。「少年らしさは 傷口だけど 君のKNIFE(MIND CIRCUS)」。


★斉藤由貴「MOON」
昭和のオタ、いえ文科系アイドル・斉藤由貴。谷山浩子を好きで盛んに楽曲提供もされているあたりホンモノ。ふわっとした歌い方が心地よいです。
詞をよく自作する人なんですけど、雰囲気があって上手。「月野原」(このアルバムには入ってないですが)、「大正イカレポンチ娘」(これ本人作詞って知ってビビった。うますぎる)、「回転木馬」、「プラハリアン 〜子供部屋の地球〜」など、タイトルからして好みなんだよな〜。
あとこれ、ジャケットが青一色の中に三日月が浮かんでいる箱型で、きれいです。


★深田恭子「moon」
偶然にも上の斉藤さんのアルバムと同じタイトル。分かりやすい趣味だなぁ(私が)。プロデュースは主にコモリタミノル。フカキョンは意外と器用にキャラを変えていく人で、歌手活動にもそれが反映されています。初期は中谷美紀を意識したようなクールな雰囲気(デビュー曲「最後の果実」はどう聴いても同性愛がテーマ。当時16歳の子にナニ歌わせるんだ(笑))、中期〜後期はポップで華やかな感じ。質は一定に保たれていたと思います。
CMで歌った「青い珊瑚礁」のカバーが配信されるらしいけど、またオリジナルもちょこちょこ歌ってほしいです。


★「シュガシュガルーン イメージアルバム maison de chocola
安野モヨコ原作のアニメ「シュガシュガルーン」の、サントラではなく「イメージアルバム」。放送では使われていないオリジナル楽曲がメイン。歌っているのはショコラ役の松本まりか&バニラ役の井端珠里。
プロデューサーは小西康陽。小西さんがバニラとショコラをプロデュースしたよ☆的な。メタ構造みたいだなぁ。作詞は安野さん本人で、「ご機嫌ナナメの女の子」「すみれみたい」等、良い出来です。ピエール先生が「子猫ちゃん…」とか言い続ける「魔界乃皇子」がなんかすごい。
シンプルなジャケットデザインといい、フランス語バージョンの主題歌や突然オーケストラが入ってくる小西楽曲といい、アニメのアルバムとは思えないようなおしゃれな一枚。


★Perfume「Perfume〜Complete Best〜」
売れないアイドル時代に出したら案の定あんまり売れなかったんだけど、じわじわとロングヒットして、気づけば2年かけてゴールドディスクになったファーストアルバム。ファーストちゅうてもこの時点で結成6年、中田ヤスタカプロデュースになって3年経っていたので、重厚さすらあるベストアルバムになっています。Perfumeってどういうんだろうと思ったら、とりあえずこれさえ聴けばいいはずです。
1曲目の「Perfect Star Perfect Style」だけ新曲なんだけど、解散の可能性もあったB級アイドル時代に「君はパーフェクトなスター」てな詞を書いてしまうのが中田ヤスタカの乙女部分の表れ。


ところで、この文の中にYMOの3分の2が出てきている。残りの3分の1の細野さんプロデュースものもコシミハルとかでいつも散々聴いているし、なんか、「振り向けばそこにYMOが!」みたいな。
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VOGUE angels
[No.403] 2008-06-22 Sun 09:55
「ファッション通信」で森美術館でやっているターナー賞の紹介をしてたんですが、おなじみの「牛の断面」とかに混じって、レトロで重厚な望遠鏡を積み重ねたような作品がチラっと映っていて、好みな感じだったので何かな?と思って調べてみたら、トニー・クラッグという人の「テリス・ノヴァリス」という作品らしい。普段は外にあるのかな?? こんなでっかいのをイギリスから持ってきたのか〜。(訂正!森美術館に来てるのは豊田市美術館の収蔵品で、もっと小さいバージョンの同名作品みたいです)ちなみに普段はもっとカラフルで現代的な作風の人みたいです。



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VOGUE NIPPONにはよく別冊付録がつきます。たいていがジュエリーや靴などを紹介した小冊子。そういや何年か前にDiorの缶バッヂなんてのもあったなぁ。スポーツ特集号でミキティがデラクアのドレスを着た写真はかっこよかった。
そんな小冊子の中でたまにあるのが「VOGUE Angels」です。ナニかというと子供版のVOGUE。私はこれが好きで、最初に付録になったときからチェックしていて、気に入った感じだったら買うようにしています。


載っているのは子供・子供・子供で、高級ブランドの子供服を着たお子様たちがたくさん。しかし子供向けといってもバカにできない……というか実際はお子さんのいるママ向けなわけですから、きちんと大人の目にも耐えうるように作られていて、写真のクオリティも超高めです。イリナ・イオネスコがしれっとアリスをテーマに撮りおろしたりしてるのだ!(この号、本屋で見たんだけど買わなかったの。ちょっと後悔)日本で発行されてる子供メインの雑誌では一番写真がすごいかもしれません。「MilK」もかわいいよね。


本誌のVOGUEは最近ちょっとゴシップ記事なんかが増えてきたのもあって離れ気味なんですが(真面目な記事にゴシップを絡めるならいいんだけど、ただのゴシップはVOGUEにはいらないんでは)、angelsは今やむしろ本誌より好きかも。もともと子供服を見るのは好きだし、付録ではなく本誌1冊丸ごと子供版VOGUEであるところのイタリアの「VOGUEバンビーニ」は日本で買うと高すぎる&angelsのほうが全体的にスタイリングやレイアウトがクラシックなので。


写真は、左から一番気に入っているサーカスがテーマの号(ロケ地はパリの「冬のサーカス」!これだけでもう!)、アリスが表紙でシャーリーテンプルや姫な写真てんこもりの号、これもサーカスがテーマのレトロなおもちゃや小物を、コラージュのように小さな舞台で撮った写真があってお気に入りな号。
一番右は番外編で、angelsではなく「VOGUE Girls」。十代の女の子向けの小冊子。アメリカのteenVOGUEとか日本でも出ているELLE girlsと同じようなもの。これもロンドンがテーマで、クラシックですごくかわいいのでお気に入りです。
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港の町のプラネタリウム
[No.402] 2008-06-20 Fri 08:16
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小牧市科学センターへ行ってきました。ここは前から行ってみたかったところ。古いプラネタリウムがあるというので気になってたのでした。入館もプラネタリウムもすべて無料。こぢんまりしていますが全体の雰囲気もいい感じにレトロで、すごく気に入ってしまいました。小学生とか親子連れのお客さんも結構来ていました。


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こちらが昭和45年から20年間使われていたという五藤光学S-3型。これで見られるのかと期待していたら勘違いだったみたいで、保存・展示されてるだけでした。そっかー。でも実物を見られたのでよかったです!全体のフォルムも、真ん中にあるロゴもクラシックでかっこよかった。


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投影機のスイッチ。年季が入ってます。これもすごくかっこよかった。古いスイッチってそれだけでロマンだね……。星のシールがはってあってかわいい。


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プラネタリウム館の入り口の横に飾られていた古い望遠鏡。日本の天体望遠鏡の鏡面研磨の草分けともいえる故・中村要氏が作成した望遠鏡、とのこと。デザインが素敵。


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科学館の目玉とも言える旧ソ連の宇宙船・ミール。おっきかったなー。中に入って操縦室やベッドを見ることもできます。


その他にもたくさんの古い真空管が展示されていたり、科学展示もゾートロープや電動の大型星座早見盤(これも青く光るスイッチがツボだった!)といった素朴なものが並んでいて、すっかり堪能いたしました。
一通り見たあとにプラネタリウム館へ。今の投影機はやはり五藤光学の、GX-ATとのこと。これも多分20年くらい使われているものだと思う。オート番組で短めですが久しぶりにちゃんとプラネタリウムが見られて楽しかったです。天の川とか夏の大三角が紹介されていて、もう夏に向かっているんだなーと実感。


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その後、創業89年の名店、第一洋食店へ。ここも一度は行ってみたかったんだ〜。看板や内装が「ザ・洋食屋」という感じのレトロさで素敵でした。私はタンシチューをいただきました。分厚いステーキ状の物が出てきてびっくり。ホロホロ柔らかくておいしかったです。
お店の創業者は札幌の豊平館(当時の迎賓館)でシェフをされていたとのこと。豊平館って、私が数年前に古い建物に興味を持ち出して最初に行った建物でもあるし、興味のあるものを調べていくと行き着く確率が高い存在だったりするんですよね。随筆家の森田たまも豊平館から届いた食事について書いているそうです。
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地名論
[No.401] 2008-06-17 Tue 06:45
「グーグーだって猫である(4)」(大島弓子)、「大岡信詩集」、「塚本邦雄歌集」、「ふるふる」(木原敏江)をゲット。久しぶりにあれこれ本を買えて嬉しいです。


「グーグー」は1巻発売当時から新刊が出ては買ってます。今回に限っては3巻からほとんど間が空かなかったんだけど、いつもは3年とか待つのが普通という。でも待ってしまう、大島さんの猫マンガ好きなんですよね。しかしここにきて飼い猫の数がドンと増えてる気がして心配です。猫には詳しくないけど、大島さんの生活の感じだと5匹くらいが限界じゃないかと思うんだけども……。
あと驚いたのがこれ、犬童一心監督が映画化したんです。大島さん役はキョンキョン(!)。大島作品が犬童監督で映画になるのはもう3作目らしいんですけど、しかしまさかエッセイマンガが映画になるとは。


大島作品原作の実写で覚えてるのは映画「毎日が夏休み」とドラマ「ちょっと待って、神様」。どっちも結構好きでした。主人公役が前者は佐伯日菜子、後者は宮崎あおいと美少女なのもポイント。
「毎日が夏休み」の金子修介監督は「1999年の夏休み」の人。「学校の怪談3」も好きでした。特撮のことはわからないんだけど、この人の「少年少女モノ」って雰囲気がすごく好みだなー。「ちょっと待って、神様」の脚本の浅野妙子は今「ラスト・フレンズ」やってて見てるし、「大奥」も大好きだし。「Age35」すら見てた(笑)。
もちろん見てるときは誰が監督か脚本かなんて意識してないんだけど、なんとなく好きなテイスト、っていうのでいつのまにか人物がグルグルと繋がってるな〜。


塚本邦雄は全集が高すぎて、安いこの本を探してたら見つけてゲット。大岡信は何の情報もなく背表紙が気になって手に取ったら「少年時」「木馬」「水底吹笛」などなど好みな感じだったので。といっても買ったのは手に取ったやつじゃなくて半額くらいのがあったんでそっちを。衝動的なんだか切り詰めてるんだか。


そういえば本屋の本棚で背表紙を見ただけで、なんとなく好みの本ってわかる時が結構あるけど、これはどういうメカニズムかなぁと以前考えたことが。私の結論はしごく単純なもので、装丁と無関係じゃないだろうと。本の内容や雰囲気をわかりやすく伝えるのが装丁であり、それはもちろん背表紙にも及んでいるし。私はいかにも凝った装丁をしそうな作家が好きですしね。そりゃ分かるかもなぁって。あと単純に題名と。
「本」って、作家や装丁家やイラストレーターの合わせ技で出来ている物体なんでしょうね。ケミストリーが起こって素晴らしいものになることもあれば、そうでないときもあったり、というものなんだろーな。


全然関係ないんですが、大岡信の詩には「サッポロ」と入っているものがあったんです。そんで気になることが……。
 

地名論

水道管はうたえよ
御茶の水は流れて
鵠沼に溜り
荻窪に落ち
奥入瀬で輝け
サッポロ
バルパライソ
トンブクトゥーは
耳の中で
雨垂れのように延びつづけよ
奇体にも懐かしい名前を持った
すべての土地の精霊よ
時間の列柱となって
おれを包んでくれ

(以下略)


これ、いくつも出てくる日本の地名の中で、札幌だけカタカナになっています。勝手な想像ですが、札幌が元はアイヌ語のサッポロベツから来てるからかなと。アイヌ語には文字がありません。地名も口承のはず。つまり口に出して漢字の意味を取り払って「サッポロ」というのが本来の形なのかも。
いつも暮らしている場所が、現在の地名の感覚を離れて、見知らぬ物質の名前になったようで面白いです。
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お祭り昭和体験
[No.400] 2008-06-15 Sun 23:41
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祭り行ってきました。目的は……見世物小屋!てくてく歩いて、会場のはずれのほうにオートバイサーカスやお化け屋敷とひとかたまりになった見世物小屋を発見。上の写真は入り口側で笑顔を振りまくお姉さん方。喫茶のばら。カワイイ!
彼ら、歌&ダンス&マジックの「デリシャスウィートス」は、衣装はセクシーなヒッピー風、メイクも髪形もパーフェクトにおしゃれでした。リアルなレトロというよりあえてレトロにしている団体なわけですけども、とってもキュートなのでアリだなぁと。


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蛇女の小雪太夫さん。生きたままのヘビを食べるという芸をされます。小屋の中、写真撮影・写メ等は全てOKとのことで、いっぱい撮らせてもらいました。真っ白でニコニコしたかわいらしい感じの方でした。ヘビの入荷状況がよくないとかで(笑)ちっちゃい青大将をちょっとだけ食べてました。司会の男性が船場吉兆ネタにからめて「使いまわししてるんですよ〜食べるのは小雪さんだけですけどね」。


デリシャスウィートスはちゃんとした生バンドで、演奏も歌(「真っ赤な太陽」)もダンスもレトロかつ上手で、これだけでもすごく楽しかったです。スピーカーとか機材も立派なのが設置されてます。私は踊れる歌謡曲みたいのすごく好きなので、その意味でもよかったな〜。


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これは入らなかったんですけど、向かい側にあったオートバイサーカスの小屋。ウィンウィン音してました。このしましまの屋根と木製の円形の建物、すごくよい!


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量り売りのこんぺいとう屋さん。まず「変わり玉」に目が留まり(あんまり売ってないんだよ〜)、「水晶糖」「星型ラムネ」青いサイダー金平糖など、ツボにハマる商品名が多すぎて買ってしまいました。金魚すくいみたいなビニール袋に入れてくれた。


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スマートボール屋さん。1回100円で、ボールが穴に1列並ぶと続けてもう1回できます。シンプルなゲームなのに面白い!ハマります。木製の古いボードなのも萌えました。デザインもかわいい。よく映画や小説で少年が遊んでいるのを見て憧れていたので、体験できて嬉しかったです〜。ちなみに私の戦績は……写真の通りでございます。


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お祭り会場に向かうときに見た飛行船。ほぼ真上まで来たのでお腹が見えました。意外なほど速かった。
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星を蒐集
[No.399] 2008-06-12 Thu 08:48
前からちょこちょこ撮りためているものがあります。それは、星の写真。といっても天体写真ではなく、昼間でも見える星です。街のあちこちにある星モチーフのものを記録しているのです。気が向いたときのことなのでゆるゆるした集め方なんですが。
その昔、開拓使がトレードマークにしていたのが北辰、つまり北極星です。北海道開拓が寒くて遠くてきつい、脅威の3Kだったことは想像に難くなく(ゆえにススキノやビール会社が発展したといわれています)、士気をあげる意味もあって不動の星、北極星を印としたのではないでしょーか。ちなみにデザインは蛯子末次郎という人が船の旗に使ったのが始まりだそうです。


そんな古の足跡をしのび……ってほど真面目に考えてないんですが(笑)、星マークは天文的でかわいいし、街のあちこちにあるし、何より古いものにすごく多いんですよね。国や道関連の近代建築には必ずあるといっても過言ではありません。旗に柵に窓に壁にと、種類は枚挙に暇がない。サッポロビールもそうですね。古い+星!それはいい!ということで。
写真を少しまとめて載せてみます〜。


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旧道庁の二階の柵。これはあとで写真を見返してて気づいたんでした。また撮りにいきたいなぁ。

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これまたあとで気づきました。マークの基本、旗。開拓の村の旧開拓使札幌本庁舎。開拓の村に行った日の写真を思いっきり拡大したものです。
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ウサギがヒツジを持っている
[No.398] 2008-06-10 Tue 22:49
ンティーク時計店へ行ってきました。行くのは2度目なのですが、すんごくかわいいお店なんですよ〜。古い時計店の店舗を改装したお店で、改装といってもすべてそのままの古さで使っていて、売っているのもすべて昭和初期〜中期くらいの腕時計や目覚まし時計、壁掛け時計。ガラスケースやインテリアもすべてキュートに古くて、壁にも時計がずらっとかけてあるのです。
店主さんは大正ロマンな着物姿の若い女性で、修理も販売もすべてこの方がされている。異次元みたいなお店なのでした。


私は今日は昭和初期のものと思しきゼンマイ式の目覚まし時計を買いました。「リズム時計」社のものみたいです。使ってたやつ壊しちゃってさ……。物壊す天才なんですよね私。とほほ。買ったのはカチコチと結構大きな音がするんだけど、それもまたかわいいです。



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がかわいくて買ってしまいました。中はメモ帳です。房フェチって多分結構いるよね。私は着物のコートの胸元に2つついてるのがたまらなく好きです。もってないけども。被布飾り(ひふかざり)と言うらしい。
この、うさぎが手に持ってる巻紙って羊皮紙なのだそうで、羊皮紙というと藤本ひとみを思い出してしまう私(笑)。マリナシリーズにやたら出てきたような記憶が。子供の頃に漫画とかジュニア小説で得た知識って、意外なほど幅広かったり多かったりするよなぁ。
ここでエルバン製のを売ってました。1枚2000円かぁ〜。手間から考えれば高くないかもしれないけど、紙として考えれば、まぁ、でら高いよね……。
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あの事件のあの名前
[No.397] 2008-06-06 Fri 06:03
部定(Youtube)

後年の、動く、しかもカラー映像の阿部定!ひえーこんな映像があるんだぁ。昔の人というイメージが強いから、こうやって現代の人(といっても数十年前でしょうが)として見ると不思議な感じがするなぁ。着物がやはり着慣れてますね。粋筋の人みたいな。


前から思ってたんだけど、「阿部定」って絶妙な名前ですよね。阿部定事件が今も映画やドラマに多用される理由のひとつに、この語呂のいい名前があるんじゃないかなぁ。アベサダってなんかすでに略した名前みたいだし。サダっちゅーのも「さだめ」を連想させるし、思い切りのいい(よすぎる?)女性の感じがするし。
名前を聞いただけで、特に詳しくない一般の人でもぱっと70年も前の事件の内容が浮かぶなんてこと、ちょっと他にないんじゃないかな。そもそも犯人の名前自体が事件名になることからして珍しい。さすが阿部サダヲの名前の由来です(?)。



ショナルジオグラフィックの再放送でロマノフ家の最期についてやってました。もともとこの一家のことについては興味があったので見まして。番組は、遺骨が見つかったけどあと2人、皇女のと皇太子の分が見つかっていません……というところで終わっていたので、へー!と思って検索してみたら、ほんの1ヶ月ちょっと前の今年4月に、その最後の2人分の遺骨が発見、DNA鑑定でも証明されたというニュースが。これでやっぱりこの一家は殺されていたということが確定したんだなぁ。


世界一お金持ちの王族であった一家、日本で大津事件の主役ともなった皇帝ニコライ2世、まるで若草物語のような美しくそれぞれ性格の違う4人の姉妹、生存説が耐えず、映画や小説の主人公としても頻繁に登場する四女アナスタシア、末に生まれた最後の皇太子、極めつけの怪僧・ラスプーチン。事実は小説よりも奇なり……。


皇太子アレクセイの生前の写真を見ると、かなりの割合でセーラー服を着ているんです。ヨーロッパの王侯貴族の少年がセーラーを着るのは、本当にイギリスのエドワード王子の絵姿から続いていた流行&定番だったんだなと改めて思ったりして。しかし生まれつき血友病だったことや(ヨーロッパの王族には血友病がすごく多い、血が繋がった人が多いから。ちなみに最初はエドワード王子のママ、ヴィクトリア女王と言われてます)その後の運命を思うと、なんだかどれも儚げな寂しい写真に見えてしまうのですよね。


そういえば「ラスプーチン」ってもともとロシアには普通に多い苗字なんだけど、怪僧ラスプーチンのイメージが広まりすぎて、「ラス」を取ってプーチンさんとしている人が多いんだって。そう、プーチン大統領もなんすね。
つまり、伝説の事件の犯人の名前を、あえて芸名にしている阿部サダヲの真逆なんだな(笑)。
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