ツェッペリン散歩中 おやもしかして飛行船

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パイロット版「リトル・ニモ」
[No.328] 2007-09-24 Mon 03:13
Little Nemo - 1984 Pilot 

「リトル・ニモ」といえばウィンザー・マッケイの歴史上最も美しいといっても過言ではない?マンガ作品。どのくらい美しいかはGoogleの画像検索結果で確かめていただくとしまして……(むかーしの作品でもうパブリック・ドメインだからか、画像が結構載せ放題)。
1980年代に、日本の有名なクリエイターを集めてアニメ映画が作られています。興行的には失敗してしまうんですが、とても迫力のある作品のようで、最近DVDにもなっています。


映画の前にまずパイロット版が3パターン、それぞれ違う監督で作られたそうなんですが、中でもジブリ「耳をすませば」でおなじみの近藤喜文監督のバージョンがすんばらしいという話を聞き、どっかで見られないかなーとセコセコ探してみたら、ありました!ネットってほんとなんでもある。
で、見てみたらほんとにすごい!ジブリ的「空中浮遊」も存分にあるし、美しいし、少年2人っていうのもいいし、レトロな飛行機、路面電車、ビル郡、もう全部好きだな〜。最終的に作られた映画はこれとは結構違うみたいなんだけど、このパイロット版の世界で作られてたら、超すんごい作品ができてたんじゃないかなぁ。
ああ近藤監督。すべての才能ある人は早く亡くなるの禁止です!(禁止て)。ほんと、「自分才能あるかも」と思う方は健康に暮して毎年人間ドック行ってください。一般人からの切なるお願いです……。


little nemo 
こっちはなんとウィンザー・マッケイ製作の1911年(!)のアニメーション作品。しかもカラーです。


リトル・ニモの本、ずーっと前から欲しいんですが、いっぱい出てるんですが、いろんなバージョンがあって、価格もプレミア付きも含めると2000円以下〜10万円近く?までとすっごく幅があるので、どれを買ったらいいのかよくわかんなくて保留になったままです。洋書なので店頭で確かめることもできないし。とりあえず「Little Nemo 1905-1914 」ってやつが買いやすそうだし内容も一応網羅してそうなので候補なのですが。どれがいいんだろー。


ちなみに、リトル・ニモも数日前に日記に書いた「新聞連載の少年主人公モノマンガ」のひとつですね。ひとつっちゅーか、一番先か。
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タワーで化石を売っている
[No.327] 2007-09-17 Mon 12:32
レビ塔の2階で開催されている「石の祭典」へ行って来ました。とても小規模なミネラルショーみたいな催しです。なんでもあるって感じではないんですが、一箇所でまとめて色々見られてよかったです。
私は小さなアンモナイトと、蛍石、アクアマリンを買いました。アンモナイトは欲しかった北海道産のものが買えて嬉しい。買ってから気付いたんだけど、殻の入り口(?)部分に小さなキラキラした鉱物がたくさん付着していて綺麗でした。


最近地元の鉱物に興味がありまして、暇があったら鉱山跡なんかも行ってみたいなーと思ってます。
私は家が転勤族だった影響か、どこに住んでいてもその場所を外から来た人間の目線で見る癖みたいなものがありまして、北海道の歴史とか自然とか街の細かいところにやたら興味があります。札幌にずっと住んでいる人はあまり気にしないようなところが気になったり、知ってたりします。日本旅行に来た外国人みたいな。
逆に言えばどこにいても「これが私の場所!」って感じもあんまりしないですね〜。それが当たり前なので、寂しいとかそういうんではないんですが。


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半見えタワァ。
タワーっていうのも、「その街で育った人は普段意識しないけど、外から来た人は意識するもの」の筆頭じゃないでしょか。というわけで、私は結構テレビ塔を意識しています(笑)。
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ザ・レッド・シューズ
[No.326] 2007-09-15 Sat 14:27
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ギリス映画「赤い靴」を見ました。1940年代の作品ですがカラーでとても華やか。最盛期のMGMミュージカルのようなゴージャス感があって面白かったです。衣装がどれもすばらしいし、ドガの絵画のようなカメラワークもきれいだった。


ヒロインのバレエダンサーは結婚をバレエ団の興行主に反対され、バレエと恋の板ばさみになります。素直に見ていくと、才能ある、仕事を持っている女性が恋愛・結婚をしてもまだ仕事を続けられるか?みたいな、妙に今っぽい内容に思える(笑)(これは私が「デブラ・ウィンガーを探して」でこの映画を知ったのも大きいと思う)。約60年前の映画なんですが。
ディアギレフ(興行主)とニジンスキー(バレエダンサー)の関係をモデルにしているそうで、恋愛感情の嫉妬なのか才能ゆえの嫉妬なのか両方なのか、なんだかこういうのって難しいんだな〜と思いましたです。


バレエに限らず、映画でも音楽でもスポーツでも、演じる・プレーする本人に能力がなければいけないのは当然だけど、その人を司る人(監督・プロデューサー・コーチとか)の存在は大きいですよね。
観客はプロデュース側の人間の作品を見たくて演じる人間を見ているような部分がある。でもプロデュース過剰だと演じる側がその人でなければならないという意味がなくなっちゃってなんかヘン。でもコントロールしすぎないのもやっぱりちょっと違うし。
アイドルが好きな私にはリアルな問題ですよ(笑)。ファンとしては、自由に幸せに人間らしく生きてもらいたいって気持ちと、でもステージの上ではどっか人間離れした「作品」めいていて欲しいという、矛盾する感情を抱えているわけなので。まぁファンなんて勝手なもんだ。



イドルといえば、Perfumeの新曲がデイリーで初登場4位!うれしい〜。ウィークリーでもトップ10入りするといいなぁ。
Perfumeも中田ヤスタカという「司る人」の存在を抜きにしては語れないなぁ。これからどんな曲が生まれていくのかしらん。
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親と子
[No.325] 2007-09-08 Sat 04:04
母から腕時計をもらいました。新婚旅行につけていったそうなので、1940年代のものかな。今の私より若かったはず。アンティークの女性用腕時計によくあるアクセサリータイプで、シルバーのブレスレットに小さな小さな文字盤がちょこんとついてます。アールデコ調の直線的なデザインで、とても気に入りました。乱暴者なので壊すの怖くて超たまにしかつけられないだろうけども……。
メーカーはENICAR(エニカ)というところ。ここ、会社のマークが土星でかわいいんですよ!それだけの理由でよく覚えてたので、もらったやつに土星マークはないんですが、なんか嬉しかった。


祖母はかわいいものが好きな人で、よく若い頃の乙女グッズ(?)をくれます。総ビーズのがま口バッグ(成人式に持っていきました)とか、別珍の帽子とか、東郷青児チックなイラストが表紙の手帖とか。昭和の乙女趣味な女子がどういうものを好んでいたのかがわかって興味深い(笑)。


そういえば私が以前からずっと憧れている腕時計があるのでございます。
>銅貨は硝子面を月長石のようにカボションカットにしてある腕時計を確かめて、
>水連の意見を求めた。彼も同じカットをした自分の時計を一瞥した。近頃の流行で
>級友たちの大半がこの型の腕時計を持っている。睡蓮はそのうえ、鎖に白銅の硬貨
>を細工した飾りを繋いでいた。彼が自分で作ったもので、刻印された双魚の輪郭を
>抜き、軽く熨してある。腕を振りあげるたび、微かな金属音をたてた。
(長野まゆみ「天体議会」)
これ欲しい!カボションカットってことは一時期流行したドームウォッチみたいなカタチなのかなぁ。祖母からもらったのは少年的というよりはレディー向けなのですが、レトロでチェーンっぽいところがちょっと似てるかな?



吉玉青さんの「ニューヨーク空間」を読んでます。ニューヨークに関する本とかが好きで、ちょこちょこと読んだり見たりしてます。すごく行きたいとかでもなく、「誰かが見たニューヨークの話」が好きなのです。有吉さんの本は文章がしっかりしていて面白いし、視点も独自のものがあるので満足なニューヨーク本です。


彼女の母、有吉佐和子はサラ・ローレンス・カレッジで学んだことがあるそうで、玉青さんが大学を訪れて母の足跡を追うところが興味深かったです。大学自体もそうだし(オノ・ヨーコも学んだとこですね)、以前見た檀ふみさんのNHKのドキュメンタリー番組を思い出したのもあって。
檀ふみさんの父は檀一雄ですが、やはりニューヨークに滞在したことがあり、番組でふみさんは父の足跡を追うのです。それまでどうしても読めなかった「火宅の人」を手にして。
ニューヨーク、作家の親、親に対して複雑な思いを抱え、その足跡を追う娘。二人は不思議と似ているんですね。矢川澄子「「父の娘」たち」や萩尾望都「残酷な神が支配する」を思い出したりして、親と子の云々に思いを馳せてしまいました。


ちなみに私の「親」である母と、たまたま子供から見た親についての小説について話したことがあるんですが、彼女的には子供が親を崇拝視する、みたいなのは好きじゃないそうです。親なんて絶対大したもんじゃないから、だそうで。さいざんすか。
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オチビサン
[No.324] 2007-09-03 Mon 00:42
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日の「オチビサン」かわいい。貝殻!安野モヨコさんの朝日新聞日曜版の連載漫画です。画像は切り抜いたとこなんで新聞っぽくないんですが(笑)。オチビサンおしゃれだし色もきれいだしとっても好きなんです。日本家屋(多分庵野・安野邸がモデル)に住んでるんだよ〜。


安野さんは過去のマンガのパロディ・オマージュ的作品が多い気がします。もしくはあえて過去のマンガにはない展開を、って意識して描いたりとか。マンガ好きの漫画家を自認する人ゆえの考え方なのでしょう。
わかりやすくパロディなのは「シュガシュガルーン」ですね。あえてベタベタの魔女っ子アニメ(変身グッズはもちろんステッキとペンダントだ!)を現代でやるという作品。もちろん現代風にいろいろアレンジを加えてありますが。


「オチビサン」は新聞連載ということがポイント。古来より新聞にマンガが連載するのは定番で、タンタンがそうだし、「正チャンの冒険」もそうです。どちらも主人公が少年記者で、タンタンは犬、正チャンはリス(!)の喋る動物の相棒がいるところまで一緒。手塚治虫のデビュー作「マーチャンの日記」も新聞連載で、主人公は少年。
つまり安野さんは意識して昔の新聞連載のフォーマットに沿っているんですね。少年が主人公で、喋る犬の相棒「ナゼニ」がいる。正チャン帽をかぶっている(笑)。主人公の名前を冠したカタカナの題名というのも同じ。


私は少年+相棒の動物っていう組み合わせに弱いんですよね〜。クシー君がまさにそうです。レプス君うさぎだから。やはり主人公の名前=題名。
そんなわけで、安野さんらしいこの作品は日曜日の楽しみのひとつになっています。


ふと思ったんだけど、庵野監督もまさにパロディやオマージュを得意とする人ではないでしょうか。それまでにあったものを再編集し、現代的に考え直して提供する。アニメとマンガ、手法は違えど、基本的な考え方は同じなのでは。このお二人が惹かれあったのも必然だったのかも。ってこれは蛇足というか邪推でした。
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